2017年2月26日日曜日

曲選びは大事(向上したいなら良い曲を選ばないと、の話)

今回米国の学生ジャズ・フェスを視察して気づいたのは
指導者の立場にある人が
学生たちに

「ちゃんと勉強になる曲」を選べるかどうか

で、バンドの仕上がりが変わってしまう、ということ。

当たり前なんだけどね。

9x9のドリルをやれば、9x9の計算が早くなるだろうし
腹筋運動をすれば、お腹が凹むだろうし

人はやっぱり
学んだことしか出来るようにならない
わけですよね

だから
良い内容を含んだ楽曲を演奏すれば
それだけ学べることがあって

良い内容を含んでいない楽曲を演奏したら
その分だけ採れる栄養が少なくなる、とそういうことなわけで。

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だから自分のバンドで演奏する曲を選ぶときは
4つのカテゴリーに分けて選んだら良いと思うのですよ。

1) 今苦手なことを克服するための曲(向上用)
2) 今得意なことを伸ばすための曲(これまた向上用)
3) 聞いてくれる皆さんが喜びそうな曲(楽しいものとか、始まり方が派手なものとか)
4) 自分たちがやりたい曲(特に理由もないけど、ただ大好きでやってみたい曲ってありますね。そういうもの)


コンサートのときは3か4ばっかり選びがちで
昨今の「本番の数がやたらと多い」日本の学生バンド事情に照らし合わせると
1とか2をやる時間がなくなるのは自明。

「向上すること」も普段から頭において曲を選んでいきたいですよねー
というお話でした。








指導者が「limited」である怖さ(曲選びの話しに続く)

ここ最近ブログを書かなすぎで家族に心配されてしまったので更新!
English follows ... 

私は、高いだけ、早いだけ、デカイだけの音を多用した、身体的な刺激しかないビッグバンド曲を好きになるのがとても下手。


いまアメリカの高校大学のビッグバンドが集うフェスに来ているのだが、そーいう曲は何ともまあ、指導者のエゴを満たすのにぴったりなんだな。

そういう曲だけやっていると、音楽というのは、聞き手をびっくりさせるためにだけあるのだと思ったり、他のバンドを打ちのめすためにだけあるのだと思ったり、学生さんたちの音楽活動の始まりが、そういうアイディアで満たされてしまうことが私にとっては非常にキツイのですよ。

怖いのは、自分が演奏しているときは身体的な刺激があるため、ある種のカタルシスを感じており、オーディエンスもそれと同じような感覚になってると勘違いしちゃうことがある、ということでして。

だからやってる学生も、ちょう気持ちよさそうなイキイキとした笑顔で演奏していて、でもなんていうか、退屈なんですよ、聞いてる側としては。あとエゴばんばんに出されてもね、どこを愉しめばいいの?

演奏者:俺が!俺が!俺が!を3分言い続ける状態。
聴き手:そうですか、はあ…と3分思い続ける状態(言う気もなくなる)。


これはよくない。

まあ演奏者が身体的に楽しいなら、1曲くらいはそういうのがあっても良いのだろうけど、そういう曲で音楽を学んでしまったバンドはそれが音楽だと思ってしまうために他の曲にも同じようにアプローチしてしまって。要するに、テンポがゆっくりの曲でも同じような退屈感を見ている側は感じるわけで。

こういうのは根が深いなと思う。先生だって、超「俺が俺が」にしか見えなくても直接話してみたら良い人なのにな〜ってことがほとんどだと思われ、要するに「知らない」のだと思うのだ、良い表現をするとどんなに音楽が深まるかってことを。ついでにいうと「知る気もない」のだと思うのだ。だって、深めたらどんなに感動的になるかを経験したことがないわけだし、重大なのは、大抵の場合「深めると良くなるようなレパートリー」を揃えてないのだ。体育の授業ですよ!っていう曲しか持ってないんだよねこういう学校は。

そうすると、音楽を通して出来ることが非常にlimited(制限がある)になっちゃうわけですよね。

せっかくなので曲選びの話に続けたいと思います。

※スポーツはスポーツでとても美しく素晴らしく人生や人間について深くしらないと、うまく出来るようになんてならないもの!スポーツや体育の価値を低めたいわけじゃないですよ。単に、音楽を教えたりリーダーする立場の人がスポーツと音楽を一緒にして考えると色々おかしくなるっていう話し。


It's so hard for me to like big band tunes written only for physical excitement. Higher notes, louder notes and faster tempo ... those go along with teachers' ego very well and can be the best weapon to make young players think music is only there just to surprise people or to beat up other bands. 
The bad thing is that we can get some sort of catharsis when we play those "Olympic Games" because of the physical input and we tend to misunderstand that the audience also feel the same way.
I am glad I am only working with musicians and teachers who knows the depth of music.

2017年2月4日土曜日

わ!ビッグバンドが出てくる短編小説!!!!!

ジャズ好きのみなさーんー!まさかの出来事!
 
NYで知り合ったお友達が、ビッグバンドジャズなんて全然知らなかったのに、私と会ったのをきっかけに短編小説書き上げてた!!! びっくりだよー!! :-0
 
このリンクからGO!
 
  • 真面目すぎる主人公は、中高時代の自分のよう。
  • 自由すぎるけれども、不器用でもある小学生らみちゃんは、幼稚園の時の自分のよう。
  • ビッグバンドと出会った時の衝撃は、まさに19歳の時の私が思ったことと同じ。
 
随所に、私と出会ったことによる影響がちりばめられている作品で、もう、恐縮です…なんちゅーか、いちいち涙出ちゃうんですけど〜。理由が分かる涙から、何の涙かよーわからん涙まで〜!Goose houseのみぎちゃんの曲にヴァンガードのことが出てきたの聞いて号泣したときとおなじような。うおおおお。

 
VJOファンのみなさんなら、これ何の話か分かる!って思う点がたくさんあるよ。(実際に彼女はVJO見に行ってくれてます!)
 
下までスクロールすると投票ができます!
ぜひ!
 
投票数が多いとweb小説コンテストの予選突破できるらしいので、みなさま、ぜひ投票お願いします。読まなくても投票できちゃうっぽいが、読んで投票してほしい。私は特にビッグバンドジャズと出会う最初の数回分と、あと4章がオススメだ!

2017年1月12日木曜日

【妹の幼稚園】新校舎完成なのだ!



Go, Sayaka! English follows :)
 
私の妹は30歳で看護師を辞めて幼稚園(当時は保育園)の園長になりました。私は30歳でリクルートをやめて、音楽家になりました。
 
インタビューの中で彼女は、「世界を変えるような子どもを送り出したい」と言っています。
 
これ、私もいつも思っていることで、若い皆さんとワークショップをする時や審査員をするときは、きっとみんな、家庭や仕事現場で世の中を変えていくような存在になるに違いない!と思ってお話させていただいています。
 
同じだなー。
これはDNAなのかな?と思ったり。:)
 
あらためまして、園長宮嶋さやかにおめでとうを!でもそれより何より、彼女の周りにいる園児たちにおめでとう!を。園児の皆さん、さやか園長にであえて、ラッキーよ! :)
余談ですが)この記事のお陰で10+年の音楽家歴を振り返っていますが、じゃらんの編集デスクという大変名誉なお仕事を辞めて、何も保証されていないフリーランスの音楽家になった自分を褒めたいな…なんて思っているNYの朝です。


This is my sis's interview on her kindergarten. She is saying "Here, we'd like to raise children who will change the world " ... that's what I always think when I have workshops with young people and also we used to talk on the phone. So happy for her and more than that for the kids around her!!! 

Btw, she resigned her work as a nurse at 30. I resigned my work as an editor in chief when I was 30. I am looking back those 10 years. I am so glad that Migiwa of 30 decided to leave the honored status to become a nothing-is-secured musician :) 

2016年12月28日水曜日

【速報】1月26日のコンサートについて新聞掲載♡

【速報】We are on the Japanese newspaper :) 

いつもお世話になっている新聞「週刊NY生活」さんで
1月26日(木)のコンサートのことを
新年号p.53にに大きく大きく掲載くださいました!
いつも心から感謝です!!とってもうれしいです!!
 
チケット予約ページはこちら。

この時期NYにいらっしゃるみなさま

ブーレーのシェフのお料理がこの価格で食べられて
コンサートと日本酒が全部追加料金なしで付いてくるなんて
ありえないのですよ…

ぜひおいでください☆

週刊NY生活はニューヨークを中心に配布されている
フリーペーパー型日本語新聞です。

観光中の方は日系スーパー等で入手できますので、ぜひ♡

2016年12月13日火曜日

ニューヨークには作曲家がいっぱい!

今日はブルックリンにあるSir D's Loungeというカフェに仲良しのアン・ベルモント率いるビッグバンドを聴きにいってきました。



行ってみたらなんと会場内には計7人の作曲家が。。。全員ビッグバンドを書く人たちです。

若手からベテランやらグラミーノミネート経験者までいっぱい…作曲家どうしがこうやって会って、最近何書いてる?とか話し合えるってのは、超NY。犬も歩けば作曲家に当たる。ちなみに当たり前だけどクラシックの作曲家もいっぱいいる。すごい街です。

みんなと、今度持ち寄りパーティしてみんなで曲きかせっこしようよ、っていう話で盛り上がる。ぜひやらねば。

話があちこち行きましたが、このアンの曲は超グルーブしてる曲が多くて、休符の使い方とか上手で、ほんと、昔から好きなのですよ。聞けてよかったー!

アン、おめでとう!(アンは下の顔写真の一番右です)


Went to see my dear friend Ann's big band gig then ran into 7 composers ... from r-l ... Ann Belmont herself, Chuck, Erica, Remy ... Rob, Pete and Todd were in the band ... and oh, myself! So 8 composers in the house!!! That's really NY to me. Ann's music has her special sound/voice and groove. Always loved when we were learning in the same workshop and so happy to listen to them again :-) Congrats again Ann!!! Love you!!! #nyc #brooklyn #jazz#composerslife #groovin

2016年12月6日火曜日

グラミー賞ノミネート発表

朝起きたら、グラミー賞のノミネートが発表になったとメールが来ていたので、早速メンバー用websiteに行って状況確認。

すると!
やった!

日頃から本当に尊敬しているダーシー・ジェームス・アーギューさんの新しいアルバムが来年2月に表彰されるグラミー賞にノミネートされました。嬉しい。私も投票しました!

ダーシーさんは年が同じくらいだし、バンドメンバーもみな、友達ばっかり。私のバンドに参加してくれてる音楽家もたくさん。なので本当に「仲間がノミネート」という感じなのです。ダーシーの頭の中にあるものはすごすぎて「仲間」と呼ぶのは申し訳なく恐縮しますが、でも、確実に、NYの新進気鋭作曲家仲間の中の、ダントツすごい人!

私はグラミー賞のstepsの中でノミネートのときが一番好き。どれか1つだけを一番良いとするのではなくて5つがそのジャンルから選ばれる。ノミネートされたグループ・人がお互いにノミネートおめでとう!と言い合える。この瞬間が一番好きだし、この時は、かなりの数の友人知人がノミネートされてるので、あ、◯◯さんも!と思いながら見たり、実際に連絡したりするのが、ほんとに楽しい。
 
お世話になってるライブハウス、Shapeshifter Labのオーナーであり有名ベーシストでもあるMatt Garrisonさんがやっているラビ・コルトレーンさんとのアルバムもノミネートされてるし、ビリー・チャイルズ御大がピアニストのランランさんに書いたアレンジも入ってた。

マットにはすぐにおめでとうを言ったら、みぎわのビッグバンドがないじゃないか、だめじゃんグラミーと言われて、冗談でも嬉しい。マットはNYCでの初ライブからずっと、私を猛烈に応援してくれている方のひとりです。なので、来年作るCDで狙うね、と言いましたよ笑。

来年のCDづくりがんばらないとね。エンジニアさんとの打ち合わせやメンバー選びは、もうこっそり初めているんだよ☆

皆様本当に、おめでとうございます!